医療現場

医療現場でもスマートデバイスの導入が進んでいます

たとえば、在宅療養をしている患者さんや、地域に病院が少なく遠方でなかなか通えないという患者さんと医師がタブレット端末やパソコンを通じて繋がります。薬
脈拍や血圧などのバイタルデータをリアルタイムで送信するとともに、カメラ機能を通じて医師がその場で患者さんの顔色を確認しながら問診をしていくのです。

参考:在宅医療の現場で活躍するスマートデバイス(http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1306/12/news01.html
何か異常を発見すれば往診に出向いたり、直ぐに救急で病院に来るよう指示を出すことができます。
患者さんにとっては自宅に居ながら、医師と繋がっているという安心感が得られ、療養の励みになるかもしれません。

こうしたITを使った運用は病院内のシステムとしても導入するところが増えています。

無駄を省いた治療が可能に

それが電子カルテです。
これまでは1つの総合病院を受診しても、カルテや患者のデータを共有していないことから、
診療科目が変わると同じような検査を何度も繰り返すというケースが少なくありませんでした。

しかし電子カルテで院内でデータ共有ができれば、こうした無駄が省け、過去の病歴や他の医師の診察歴、服用している薬などつぶさに確認でき、有効な治療を効率的にできるようになるでしょう。

また紙のカルテの場合、過去のデータを保管し続けるには物理的に限界があります。
病院によっても異なりますが、だいたい10年から20年で廃棄するケースが多いかもしれません。

ですが中には子供の頃に患った病気や手術が原因で何10年も経ってから弊害が出るというケースもあります。
こうした時に過去の正確な診療歴を確認することができるメリットは高いといえるでしょう。

またこうしたデータを病院内のサーバではなく、クラウドコンピューティング上で管理することでさらにメリットは広がります。

たとえば他の医療機関との情報共有が考えられます。
患者さんの中には病状により転院される方もいますし、引越しで別の地域に移ったり、
旅行先での病気など病院が変わることは多々あるでしょう。
そのような時、クラウド上にアクセスし、専用のセキュリティパスワードでアクセスできるようにすれば、患者さんはどこの病院にかかっても自分の状態を把握してもらえるメリットがあります。

紙のカルテやメモリー端末でデータを渡すより、紛失や流出のリスクも少ないでしょう。
クラウドによるデータ保管は災害時にも功を発揮するでしょう。

紙のカルテや院内サーバはもし病院が倒壊や水没することがあれば、失われてしまいます。
これは重大な損害です。
ですが、クラウド上に保管されていればデータを安全に守ることができ、医師は避難所でもスマートフォンなどを使って患者のデータを知ることができるのです。